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巨乳

巨乳の解説

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Image:Cleavage exp.jpgthumbright200px巨乳

巨乳」(きょにゅう)とは、女性の巨大な乳房(胸)をいい、転じて乳房(胸)の大きい女性の事を表す事である。1989年頃よりよく使われるようになった(風俗:俗語)。「豊乳」と言い換えられることもある。対義語は貧乳。

概要
巨乳は俗語である事から、乳房の大きさにおける尺度は使用者によってまちまちであり、基準を規定する事は困難である。以前はDカップでも巨乳と呼ぶ場合もあったが、日本のブラジャー表示の基準変更や胸の豊かな女性が比較的に増えてきた背景もあって[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091139306492.html (参考)]、現在のところ、一般的にEカップ(トップバストとアンダーバストの差が20cmほど)以上の乳房(胸)をさす事が多いとされる(トリンプの調査によると2004年現在、全体の約13%)。
このことから、一部のマニアの中では、Eカップ以上、すなわち巨乳であることをスキージャンプの飛距離の基準となるK点になぞらえ、『K点越え』と言うこともあるらしい。

類語として、極端に大きい乳房(一般にGカップ以上)を爆乳(ばくにゅう)、形の美しいものを美乳(びにゅう)と呼び、逆にAカップやそれ未満の乳房を貧乳(ひんにゅう)や微乳(びにゅう)と呼ぶ場合がある。

巨乳を始めとしたそれぞれの乳房の大きさの表現において、一定数の支持層が存在する。特に巨乳の支持層は非常に多いとされ、特にアダルトビデオやグラビアページグラビアの分野では一大ジャンルとしての位置を確立している。

巨乳という言葉自体は乳房の大きさにかかわる表現であるため、巨乳と呼ばれる乳房を持つ女性の身体全体について問われる事は少ないが、現在では大まかな傾向として、スレンダーな肉体に巨乳、という傾向と肥満体型の女性に巨乳、という傾向の2つが見て取れる。当初は前者の傾向が強く、後者は性産業の多様化、細分化などを要因として新たに台頭していった。

なお、シリコーンで作られたラブドール(ダッチワイフ)の多くは、未だにスレンダーな肉体に豊満な乳房という造形が続いており、前者の傾向を色濃く残している。シリコーンのブレンドや多層構造にする事により人間ほどではないが柔らかな触り心地になっている。

バストサイズが大きいと乳輪や乳首も大きくなりがちだがこれはたいがいの場合嫌われる。乳房だけが大きくて乳輪や乳首は小さいままが良いとされる。また加齢に伴う色素の沈着で乳首の色が濃くなることも歓迎されない。

巨乳にする方法
乳房を巨乳と呼ばれる程度まで大きくするには、豊胸手術による方法、ブラジャーなどの下着による矯正などがあるが、豊胸手術を受けなくても食生活の改善(タンパク質・ビタミンA・チアミン・リボフラビン・ビタミンE を多く含む食材を摂取)や乳房のマッサージ、大胸筋の筋トレ、女性ホルモンを活性化させる薬品(アメリカでは、胸以外の脂肪を胸に集めて巨乳にする薬もある)などで乳房が大きくなる事がある。特に第二次性徴期(特に乳房に脂肪組織が蓄積が活発になる乳房#乳房の成長乳房の成長の第2・3段階)にこれを行うと効果が大きい(ただし、この時期の乳房は硬く、乳房マッサージ等、乳房を無理に動かすと痛みを伴うことがある)が、第一次性徴期や閉経後は女性ホルモンの分泌が少ないため、効果が現れにくい。
牛乳をよく飲むと大きくなるという説は、タンパク質を多く摂取することで体全体の成長に繋がるものの、乳房の成長に特別な効果は無いため迷信に等しい。

来歴
女性の豊かな乳房の魅力を発見したのは、有史以前と20世紀の米国である。古代においては豊満な乳房は豊穣のシンボルとして希求された。だがその後、古代エジプト、ヘレニズムからルネッサンスを通して女性の美の対象として関心が向けられたのはむしろ臀部であった。

「巨乳」という言葉が登場するまでは、同様な乳房の大きさを示す言葉として「「ボイン」」、「「デカパイ」」という言葉が使われていた。1960年代前半頃より成人向け雑誌にてその表現が散見されていたが、一般に広く知られるようになったのは、1967年に大橋巨泉がテレビ番組「11PM」にて、朝丘雪路の乳房の大きさを「ボイン」と表現し、転じて朝丘を「ボインちゃん」というあだ名で呼び始めたのがきっかけである出典:米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 583頁。「ボイン」は「ヒッピー」などと共にその年の流行語となった。また、1969年に月亭可朝が「嘆きのボイン」を発表しヒットしたこともあり、ボインという呼称が定着した。ボインは 1970年代には小島功の『ヒゲとボイン』のように漫画のタイトルにもなり、1980年代に入っても人気アニメ『まいっちんぐマチコ先生』で「ボインタッチ」の語が使われた。しかし、巨乳という言葉の登場と普及に伴って急速に廃れ、2007年現在ではほぼ死語となっている。

また、巨乳を形容するのに、「「ロケットバスト」(「」)」や「「ミサイルバスト」」という表現もあった。

「巨乳」という言葉は、1985年6月に日本で劇場公開されたアメリカの成人映画''"eRaw Talent"e''(1984年製作、監督ラリー・レヴィーン)の邦題『マシュマロ・ウェーブ/巨乳』に使われたのが一般に向けての最初の使用例であると見られる。1985年12月には、ラス・メイヤー監督作の''"eBeneath The Valley of The Ultra-Vixens"e''(1979年製作)が『ウルトラ・ビクセン/大巨乳たち』の邦題で公開された(後に『ウルトラ・ヴィクセン』に改題)。

しかし日本においては当時、豊満なバストを持つ女優やAV女優に対して「Dカップ」「Eカップ」といったバストサイズによる表現が好んで用いられ、「巨乳」という言葉はすぐには定着しなかった。日本製作の映像作品のタイトルにおける初期の使用例としては、1986年4月に発売されたアダルトビデオ『SM巨乳奴隷』(ビデオ・クールミントSTUDIO 418、主演:吉沢まどか)や、1986年8月に成人映画・アダルトビデオとして同時公開された『巨乳』(新東宝、監督:細山智明、主演:菊池えり)などがある。

その後1987年に入ると、黒沢ひとみ、速水舞、北村美加などの女優、AV女優の出演作で「巨乳」を含むタイトルが増加し、夕刊紙などの大衆メディアにおいても「巨乳」という言葉が次第に用いられるようになった。1987年7月10日付の読売新聞朝刊は、フェミニズム女性解放団体「行動する女たちの会」が、「巨乳」などの性風俗用語一覧性的用語が氾濫する夕刊紙をシンポジウムにおいて糾弾したと報じている。

「巨乳」という言葉がより一般レベルで定着したのは、AV女優の松坂季実子(1989年2月デビュー)の登場によるところが大きい。発売元のダイヤモンド映像が毎月1日を「巨乳の日」と名づけて出演作をリリースし、これが爆発的なヒットとなったのに加え、松坂自身がテレビのバラエティ番組や雑誌などの一般向けメディアにも数多く出演したことで、「巨乳」への認知度が飛躍的に高まった。

またこの時期、ダイヤモンド映像系列のパワースポーツでプロデュースを担当していたイエローキャブ (芸能プロダクション)イエローキャブ社長(当時)の野田義治も、バストの大きい自社のタレントを表現する際に「巨乳」という言葉を多用し、「巨乳タレント」という呼称の浸透に一役買う形となった。

なお、この巨乳ブームの仕掛け人として、芸能評論家(元 FLASH (写真週刊誌)FLASH 誌記者)の肥留間正明や、元ダイヤモンド映像プロデューサーの本橋信宏の名が挙げられるが、一部で流布されている彼らが「巨乳」という言葉を『最初に』使い始めたとする説は、誤りである。

1989年には少年漫画少年向け漫画雑誌でも「巨乳」のタイトルを冠する漫画の連載が始まっており(安永航一郎『巨乳ハンター』、週刊少年サンデー)、この時点で「巨乳」は多くの世代において一般的に使用される言葉になっていたと言うことができよう。

問題点
バストサイズ自体の正確な計測は難しい(ブラジャーの項を参照)。それは一日の時間帯や時季、計測時点の呼吸の仕方でも変化するためである。又本人の意識の仕方によっても影響される。例えば、「大きく見せたい」女性は必然的に大きく見せようとし、大きいことにコンプレックスを感じている女性は過少に見せようとする。
実際、巨乳の女性では「肩こり」に悩む人も多い。但し、巨乳でも肩が凝らない人、貧乳でも肩が凝る人がいる為、巨乳と「肩こり」の因果関係は断言できるものではない。なお、サイズに関係なく着用しているブラジャーのサイズが正しくないときに起き易い。
シリコンジェルはレントゲン撮影の際には影となり支障を来す上、発癌性も指摘されているため、日本では豊胸手術に生理食塩水パック又は自分の余分な脂肪組織脂肪を注入する方法が普及している。
生活上自らが関わることのない男性は、総じてカップサイズではなくトップ値で乳房の大きい・小さいを判断する傾向にある。一般に、標準的なサイズに対して90cmを巨乳の基準、80cmを貧乳の基準に位置づけやすい。このため、ギャルゲー(アダルトゲーム)等、男性が女性キャラクターを創作した場合、体格上無理のある「巨乳」「貧乳」がかなり存在する。
: 例:身長174cm、トップ値92cm、ウェスト59cm の場合。
そもそもこのウェスト値にかなり無理がある。この身長ならば、ウェスト値は64~68cm程度が適当(俗にいうゴールデンカノンの理想値)である。この値を採用した場合、作品中では際立って大きいように表現されていても、バストカップはせいぜい75C程度しかない。

理由は公開されていないが、週刊誌の広告見出しに「巨乳」が使われている場合、読売新聞ではこの言葉を削除して掲載している。また朝日新聞の場合「豊乳」と置き換えている。

脚注

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